噛めていたころの自分の歯の噛み合わせに戻すから「噛める」
今お使いの義歯が噛めないとお悩みの方は、以前のご自身の歯があったときは噛めていたのに、今は噛みにくくなってしまったということのはずです。
歯科界全体では未だ明確な正解が示されていない「噛み合わせ」ですが、不自由なく食べられていたころの「歯を失う前の噛み合わせ」に戻すことができれば、また食べられるのではないでしょうか。
当院の目指す「噛み合わせ」はズバリその方の「歯を失う前の噛み合わせ」です。
しかしもう失ってしまった歯の噛み合わせが後からわかるのか?
失われた歯はもう見ることはできませんが様々な痕跡等を調べることによって想像することはできます。
右は10歳代の人の奥歯の写真です。
それと比べて
右は60歳代の人の奥歯の写真です。10歳代の人の写真と比べてずいぶんとすり減っています。
このすり減った痕跡こそがこれまでどのように上下の歯が噛み合わさって来たかの記録です。どのように顎を動かしてきたか、どの歯を中心に食べてきたか。しっかりと記録が残っています。一つとして同じものはありません。
またたとえ歯が1本も残っていなくても、歯肉や顎の骨にもしっかりと痕跡が残っています。ご自身の元々あった歯に出来るだけ戻してあげる。これが当院の方針の特徴です。
この方針で製作した義歯は他院で作ったけれども噛めないという多くの方に好評いただいております。
噛めていたころのご自身の元の歯の「噛み合わせ」が目標です。だから噛める。ぜひ「噛める」を愉しんでいただきたいと思います。